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自分への厳しさ

田中です。

錦織圭選手のコーチとして彼をあのレベルにまで引き上げたマイケルチャン氏。彼のプレイはリアルで見ていました。全仏オープンでのレンドルに対しての伝説のアンダーサーブ、サーブ&ボレーヤーで学生時代から師匠と勝手に言っているエドパークの全仏オープン優勝を阻止。(めちゃくちゃ悔しかったです笑)そんな彼の書籍、「超一流のメンタル」マイケルチャンの考え方が沢山記載されています。指導者となってからは、彼の貫いた姿勢は素晴らしいものだったんだなぁと思います。

中でも印象深い文章が…

「とにかく諦めない。もし諦めてしまったら将来、同じように体力的に辛い場面に遭遇した時の逃げ道を作ってしまうことになる。1度妥協してしまうとその後もズルズルと妥協し続けてしまう。もし今耐えて戦い抜き、この試合に勝てたとしたら、将来同じような場面に遭遇した時もきっと諦めずに耐えることが出来る。」

この文章は激しく共感します。学生時代の私にはその気持ちはなかったと思います笑。

「強い相手つ戦う時、必要以上のプレーをしないといけないと錯覚してしまうことがある。完璧でベストなテニスをしないと勝てないと。完璧なテニスをしないといけないと思って試合に臨めば普段通りのテニスが出来なくなる。サイドライン30センチ内側に決めても十分ではないとなり、ラインギリギリでないとダメだと思い始めてミスをする。テニスは完璧さを求めるスポーツではない。完璧な選手もいない。」

試合に出始めだのが遅かった私は…ベテランになってから出るようになりました。その経緯はまた後日…。絵に書いたようなテニスをしないダメだと思っていました。でも実際は違う。そんな経験をジュニア達に話しています。