田中です。
本は紙派なんですが、最近電子書籍、kindelの月額で読み放題というもので読み漁っています。全ての書籍が読み放題ではありませんが、沢山読むにはこれを利用して、これと言う一冊は今まで通り購入しようと思います。
電子書籍で今読んでるのは山田周氏の「武器になる哲学」です。様々な哲学者の考え方を分かりやすく解説してくれていて、現場でどう活かすかと言う視点で書かれた書籍でメチャクチャ面白いです。その中で今日読んだ哲学は「ジョン・シュツワート・ミル」が書いた「自由論」から「悪魔の代弁者」という考え方です。それは多数派に対して敢えて批判や反論をする人で、性格ではなく役割を担う人の事を指すようです。この代弁者の意見を正しいと思う事を受け入れ、誤っている部分は何が誤りなのかを自分で考えてこそ、「自分の意見が、自分の行動の指針として正しいと言える為の絶対条件」だそうです。
私は意見を言ってくれる人ってありがたいなぁと思います。でも多くの場合、干されたり嫌われたりすることがありますよね。
「ある意見がいかなる反論にも論破されなかった故に正しいと想定される場合と、そもそも反論を許さない為にあらかじめ正しいと想定されている場合との間には極めて大きな隔たりがある。自分の意見に反証、反論する自由を認めてあげてこそ、全知全能ではない人間にとってこれ以外のことからは自分が正しいと言えない」そうです。
約150年前から同じような事が起こっているんやなぁと思いました。