田中です。
スポーツジャパンに公立諏訪東京理科大学の篠原菊紀氏の記事があり、脳科学からみた主体性を身につける方法が書いてありました。
「主体性を身につけるためには複数の考えを理解してそれらを区別した上で自己決定をする事が大切。そのためには脳のワーキングメモリーを鍛え、多重使用できるようにすることが大切」なんだそうです。リフティングをしながら計算をしたり、単語を覚えてそれを逆から読んでみたり余計に脳を使うと良いそうです。それを司る脳の部位は「背外側前頭前野」と呼ばれ、小学校中学年から高学年にかけて大人と同等までには成長するそうです。
また「思春期には子供の脳が大きく変化する。心拍の状態や心持ちをモニターしている「島皮質」が急速に発達し、感情の振れ幅が大きくなり、一方で自身の感情の不安定さをワーキングメモリーを使いながらコントロールしている「前部帯状回」も発達する。24歳ぐらいで安定すると考えられているが、自分の気持ちをコントロールする訓練をしていないと不安定なときの対処法を学習しないまま大人になる」
複数な思春期の子供達の様々な思考は訓練途中なんですね。なるほどそうなんや…。