田中です。
以前読んだスポーツジャパン2022.9-10号に掲載されていた、佐伯夕利子氏が言っていた「アンラーン」という考え方を勉強する為にバリー・オライリー氏書籍「アンラーン戦略」を読みました。
この書籍、まずセレナウィリアムスの復活劇が書かれていて物凄く入りやすかったです。2012年全仏オープンでの一回戦負け。これまでやって来た方法が通用しないと感じた時、彼女が今までコーチだった父親から、パトリック・ムラトグルー氏の指導を受け入れた事のプロセスがまさに「アンラーンサイクル」そのものでした。
「セレナはもう一度グランドスラムで優勝したかった。自分のフットワーク、ショットの動作、プレーのスピードについて、コーチと共に小さな変化を取り入れる事で、小さく進化していった。一つ一つ繰り返して実験するたびに彼女の考え方は変わっていった。次のサイクルへ、またその次のサイクルへと行動する指針となり、ついには並外れた成果を出した」
何か進化したい時、つい大きな特別な事をしなくてはならないと思いがちですが、小さな進化を繰り返すという事がやはり大切なんですね。それを受け入れたセレナウィリアムスの勇気、流石です。だから誰にも真似できない結果を生み出すんですね。