田中です。
先日、師匠である勝者のフットワーク塾の中屋コーチから1冊の本が送られて来ました。今まで10年間書き続けたメルマガを冊子にしたので読んで…という事でした。直筆でメッセージもいただきました。大変なボリュームの冊子で未だ半分も読めていませんが、私にとっては貴重な教科書ですので一字一句しっかり勉強しています。
その中で試合中のメンタルに関してあの伝説のタイブレークが有名な名勝負、1980年のウィンブルドンファイナル、ボルグ対マッケンローからの考察がありました。マッケンロー1セットダウンの1-2でのタイブレーク、マッケンロー17対ボルグ16のセットポイントの場面でボルグはリターンでドロップショットを試みてネット。ファイナルセットに突入しました。
この時のボルグのコメントが「あのドロップを狙った事が賢明でなかったとは思わなかった。とにかくやろうとしたから。相手のボールが速かっただけ」と試合後に言っていたそうです。気落ちすることなくファイナルセットを戦い5連覇を達成しました。
自分がやろうと決意して実行した結果をネガティブに捉えるかポジティブに捉えるかがポイントであると。あんなドロップを打たなければ良かったと塞ぎ込んでいたら5連覇はなかっただろうと。自分が決断した事に対してポジティブな姿勢を崩さない事はチャンピオンな証だと思うと中屋コーチはコメントしています。
なるほど…自分で決めてプレーして出た結果はクヨクヨ思い悩む必要は無いという事ですね。プレーに責任を持っているとはこういう姿勢なのかもしれません。確かに、自分が決めてやり切った試合は逆に学ぶ事も多かった事をつい最近経験したので、タイムリーな裏付けでした。
まだまだ勉強は続きます。