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俯瞰と笑顔

田中です。

全米オープン女子シングルスは10代対決でしたね。先日ようやくフルで試合を見る事ができました。あれだけ1ポイント毎、全力のぶつかり合いをする試合はある意味新鮮でした。

2人を見ていてもちろん自分を信じ切っているという事は分かりましたが、そのメンタルの整えて方は勉強になりました。

優勝したラドゥカヌ選手は大きく表情を変えることなく、全体を俯瞰して見てその時その時でのベストな選択をし続けていて、終始攻撃的な姿勢は崩していませんでした。自分の出来る事と出来ない事を良く理解して戦っていたと思います。

準優勝のフェルナンデス選手はポイントを離されても追いつき、ポイントに関係なくベストなショットを選択していました。その原動力は「スマイル」でした。ポイントが切迫して来ると表情が固くなるのですが、その度にファミリーボックスから「スマイルしろ❗️」というサインが。どんな場面でも楽しんでプレーをすることで臆する事なくプレーできたのだと思います。

そう言えばトニーナダルが「しかめっつらでプレーする奴が上達した事はない」と言っていたのを思い出しました。確かにポイントを失う度にイライラして、自分を否定してプレーしていて勝てるわけないですよね。

10代の選手たちにたくさん勉強させてもらいました。これからの活躍が楽しみです。