田中です。
4スタンス理論で有名な廣戸聡一氏の書いた「ボディIQ」という本の中に平等とは何かという事が書かれていました。平等ってなんだろ…と悩んでいた時期にこの文章はかなり響きました。今でもそう思っています。
「選手1人1人を平等によく見てあげる事。ここでいう平等とは部員全員に等しく視線を送りながらも、個々扱いは決して平等ではなく不平等であるという事。教育の現場というのは決して個々の扱いをしてしまう事が平等ではない。努力をしている子や波に乗っている子には、多くの時間を割くし、努力しない子や諦めてしまっている子には、それなりの時間の時間の与え方しか出来ないというのが正常であり、これが公平な教育。扱いは違って当然だし、練習メニューも違って当然。しかし全員を同じようによくみて知っていてあげるという事が重要。」
「扱いは違って当然」って他の文献にはないような気がします。でも最後の「全員をよく見て知ってあげる事」が出来る事が難しい。日々気をつけています。具体的に出来るだけ同じ時間話しかけるようにしています。内容はその選手によって強度も違います。
とはいえ反応の薄い時もあります…。若い頃はイライラしたりしましたが、今はなんでこの選手はこんな風なんだろとかイライラせずに対応できるようになったと思います。