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悟り

田中です。

全仏オープン、男子シングルスはラファエル.ナダル選手が優勝しましたね。グランドスラム22回目の優勝、尊敬の眼差しです。彼の姿を見ていると、苦行を成し遂げた僧侶のようにも見えます。

塩沼亮潤氏という数々の「行」を成し遂げた方の書籍「人生生涯小僧のこころ」の中に「何が起こっても現実を受け入れるしかありません。台風の日があり、嵐の日があり、雷の日があります。それらをああきたか、こうきたかといいながら自分はこうして乗り越えようと闘っていきます。あとは自分の心のありようにかかっています。常に最高の精神状態に持っていく必要があります。最低のときもあります。そこでダメだと思ったらダメなまま終わってしまうので引き上げる。でも今日より明日、明日より明後日と向上心が絶対欠かせない。やらされていると思わない。」という教えがありました。

ナダル自身も彼の書籍の中で「耐え抜く事で頭も鍛えられる。たくさん努力して得たものはより大きな価値がある。勝利の不安とはどんなショットを打たなければならない事は分かっているのに脚や頭が反応しなくなる事。不安が広がって維持出来なくなり、我慢が出来なくなる事。負ける恐怖ではない。勝つ前に勝つ事を考えてしまう。試合に勝とうと考えるのではなく、ポイントをとる事を考えるようにする事。エースは雨のようなもの。あるがままに受け入れ、先に進むしかない。相手が波にのっている時は嵐が過ぎ去るのを待つようにじっと耐えるしかない。嵐は長くは続かない。」という箇所がありました。

なんか似てる

塩沼亮潤氏は「何の為にやっているのかという問いに対して、答えをきちんと整理しておくことが大切。目標がはっきりしていないと結局、自分自身が疲れてしまう。」とも教えてくださっています。なるほどもう一度考えを整理してみても良いかもしれませんね。