logo

BLOG

コーチブログ

ホーム > コーチブログ > 雑念

雑念

田中です。

今回も為末大氏の「熟達論」の「観」の段階から響いた内容について記事にします。

雑念についてです。

「対象に注意を向ける意識と共に浮かび上がってくる雑念を退け続ける事も重要。余計な事を考えなければいいようなものだが、実際には雑念が浮かび上がる事は避けられない。人は何かを思いつく事をやめられない。だから雑念を否定して封じる事を目指してはいけない」

余計なことを考えないようにするという努力そのものが違っていたんですね。では上級者はどうしているのでしょうか。

「上級者も雑念は浮かび上がってくる。初心者との違いは雑念の滞在時間。雑念の囁きはどこまでも聴こえてくるが、それに対して耳を傾ける事を避け続ける。正確に言えば避けるという意識すら持たずに手放し続ける」

上級者は強靭なメンタルがあって、常にポジティブであるということではないんですね。この「意識すら持たずに手放す」という領域にはいるまで訓練が必要になりますね。